180227

ここに居るだけで誰かにとって暴力になるようなそんな存在になりたい。

 


言葉は届かない、生きていることが何かを証明してくれるわけでもなくて、私が知らない人は私にとって死んでいるも同じ。

 


優しさとか美しさとかそんなもので簡単に価値が手に入るわけがないから、私は私の言葉が聞こえる人を探していたし、いないことは知っていたし、だからこうして自分の言葉に自分で耳を傾けている。

 

しがみついている、生に。

 

 

人と人がかき混ぜられる交差点の真ん中。

 

 

私はここに居るだけで誰かにとって暴力になるようなそんな存在になりたい。

 

 


食べたいものを食べるだけに働いて、嫌われないためだけに待ち合わせ場所に行って、眩しいだけの蛇みたいな音楽が通り過ぎていく。

 

 

 

気がついたら人を殺していたという人生が誰にでも起こり得る世界で、どうして「命は尊い」なんていう価値観が存在しているんだろう。

 

 

優しさは自分を捨てていく事だ。

 


優しさと弱さは違う。

 

何かを捨ててでも何かを守らなければいけない時がある。

 

何かを得るためには何かを捨てなくてはいけない時もある。

 

 

その決断力を持てないのはただの弱さだと私は思う。