180325

朝、カーテンから溢れる光で目が覚めて


隣には私よりも少し柔らかい髪の君が眠ってる

 

 

 

シングルベッドの限られた狭い空間が


とても心地よくて愛おしい

 

 

 

君は次はもっと大きいベッドを買うって言うけど


私はこのままがいいな

 

 

 

 

のしかかる重さと温もり


存在を直に感じられる幸せな時間

 

 

 

 

 


春、別れと出会い、切なさと喜びが入り混じる季節

180227

ここに居るだけで誰かにとって暴力になるようなそんな存在になりたい。

 


言葉は届かない、生きていることが何かを証明してくれるわけでもなくて、私が知らない人は私にとって死んでいるも同じ。

 


優しさとか美しさとかそんなもので簡単に価値が手に入るわけがないから、私は私の言葉が聞こえる人を探していたし、いないことは知っていたし、だからこうして自分の言葉に自分で耳を傾けている。

 

しがみついている、生に。

 

 

人と人がかき混ぜられる交差点の真ん中。

 

 

私はここに居るだけで誰かにとって暴力になるようなそんな存在になりたい。

 

 


食べたいものを食べるだけに働いて、嫌われないためだけに待ち合わせ場所に行って、眩しいだけの蛇みたいな音楽が通り過ぎていく。

 

 

 

気がついたら人を殺していたという人生が誰にでも起こり得る世界で、どうして「命は尊い」なんていう価値観が存在しているんだろう。

 

 

優しさは自分を捨てていく事だ。

 


優しさと弱さは違う。

 

何かを捨ててでも何かを守らなければいけない時がある。

 

何かを得るためには何かを捨てなくてはいけない時もある。

 

 

その決断力を持てないのはただの弱さだと私は思う。

 

180203

人ってほんとうに面倒な生き物だ

 

プライドとか理性とか傷つくことに恐れて


恐怖や不安や恥じらいや劣等感や諦めや

 

いろんなものが邪魔して


邪魔とか言って全部そのせいにして


本当のことは全部全部

 

終わってしまってから気付く

 


いや、気付いていたけど、

 

気付かないフリをしてたが正しい

 

 

傷つきたくないから

 

認めないようにしていた

 

体の心配をしたり、朝起きたらおでこにキスしてくれたり、手が冷たかったら握ってくれたり、毛布がはだけてたら直してくれたり、仕事終わりにはおつかれさま、気をつけてねっていってくれたり、些細なことで電話をかけたり、

 

いろんな変化があると戸惑ってしまうけど

 

認めざるを得なかった

 

もう大切になっていたし

 

好きになっていた

 

簡単に忘れられなくなっていた

 

ほんとうに私は前へ進めたのかもしれないな

 

 

 

 

 

 

もう一度、があったらと思っていたことも

 

お金がなくたって会う時間が少なくたって

 

誕生日や記念日を忘れてたって

 

隣にいれればそれで幸せだったっていうことも

 

世界で一番大好きだったっていうことも

 


全部ちゃんと今の私だったら伝えられたのに

 

 

こんな風に考えるのももう馬鹿馬鹿しいね

 

 

 

新しい季節のことを考えるとわくわくするな

 

浮かれてしまいそう

 

去年の自分も同じことを言っていた気がする

 

もうすぐ春が来る

171221

 生きる目標も特になく

だらだらと日々をやり過ごしてるのにも

飽きたし、疲れてきた

 

将来設計をしっかりとして

誰かのために何かのために頑張りたいって

そう思えている人は

どのくらいいるのだろう

 

どうしてそんなに熱くなれるのか

どうしてそんなにプライドが高いのか

どうしてそんなに馬鹿にされたくないのか

どうしてそんなに人の評価を気にするのか

 

全部どうだっていいのに

 

いつか、また、

熱を持って生きることができるだろうか

171130

花は散ってしまっても死んでいない。

また忘れた頃に咲いて、こちらを見ている。

 

私たちは寂しくって、消えてしまいたくって、

でも一度消えてしまったらきっと、戻ってこれない。

 

休みのことを考えながら息をしていると、まるでリズムが整えられて形に合わせて背丈を調整しているよう。

 

40年後に死にますと言われても、私は何も変えない。変えたくない。

 

くだらない命、くだらない呼吸、それすらも愛おしいという君を、バカにしない私はバカだ。

 

ストレス、精神論が楽にするものは、どうせただの感情で、ただ私はもっと君といたい。

 

解決することなんて、もう一生、永遠にないんだろう。

 

ただ、ただ、君が好き、冬は暖かい部屋で一つの鍋をつついて、あたたかくなったら花見に出かけて、二人してバカな顔で、見上げてお酒を飲んでいたい。

 

見えない未来や、過ぎた過去、悲しいことも、幸せだったことも、全部吹き飛べばいい。

171121

 

正義にならないと 暴力もふるえない。

 

君に好きと言わないと 遺伝子も残らない。

 

あおい春が終わらないと 太陽がよく見える夏に行けない。

 

寂しさなんてものを綺麗だという人がいるなら

 

私が孤独でも周りは平気だ。

 

寂しいのに美しく生きる人がいるから

 

私が孤独でも周りは平気だ。

 

誰も寂しくなりませんように。

 

寂しいやつはちゃんと死にますように。

 

向き合ってくれるものを捨てて

 

愛してくれるものを捨てて

 

向き合えない、愛されない道を選んで

 

私には何もない。

 

ざまあみろって笑ってくれてもいいよ

 

そうしたら、少しは生きててよかったって

 

思えるかもしれないから。

171109

 

答えを求める朝が来る。

 

湯気が上がるみたいに目が覚めて

空高くのぼってしまった夢を

飛ぶ風船みたいに眺めてる。

家族以外はどんな風に朝を受け入れるのか知らない。

私は私がちゃんと目を覚ましたのか

同じ世界に戻ってきたのか

確認したくない、鏡を見ない。

 

知らない音楽をただ聴きたかった。

もう永遠に、次は聴けない音楽と、すれ違いたい。

 

それなら好きになったりしないで

ただ純粋にきれいって言えるはずだった。

 

全てそう、人も食べ物も花も全て。

朝もそれくらいであったらよかったのに。

私の好きなものは夜のうちに滅んでおいて。

 

寂しがりやはちゃんと死んで。

黒い瞳の中に、ぜんまいのような昨日が見える。

 

明日は新しい香りに身を包んで、今日とは違う自分になったつもりでいれる。

明日の私は今日の私を無視できるからちゃんと美しい。