170327
いい感じの小雨に降られながら
涙が出そうになる
子供の頃のように
なんでも純粋な目で見ることができなくなった
いつからだろう?
サンタさんがこなくなってから?
人の悪口を聞いてから?
飼っていたハムスターが死んじゃってから?
永遠だと信じていたものが急になくなっちゃってから?
目に見えているものが全てじゃない
全てを感じ取ることが出来たら
なんでもほんとうのことが
はじめから分かっていればと思うけど
きっとそんなの死んじゃうくらい疲れちゃう
袖が鬱陶しいくらいだぼついた服を着て
ふかふかのお布団に包まれながら
お気に入りのDVDを観たい
そんなゆるいしあわせのなかにいたい
だれにも傷付けられずだれも傷付けない
自分勝手も許される自分が法律の小さな世界に
出来ればずっといたい
間違えて急行に乗った帰り道
気付いた瞬間の深いため息
それだけで泣きそうになった
何もかもがいやになった
なんの疑いもなく来た電車に乗った
数分前の自分を恨む
余裕がない まいにちをおくると
頭の中の整理ができなくて
ふとした瞬間にパンクする
停止する
待ってはくれない周りの流れに
逆らいたくてもそんな力なんてなくて
逆らおうとするたび 色んなものにぶつかって
削れていく
どんどん削れていく
それでもまたすぐに明日がくる
1日1日ちゃんと生きてる
確実に着実に死にゆく
過ぎる日々の中で
あたしが残せるもの 注げるもの
そんなものあるのかな
誰かの何かをあたしは信じれるのかな
誰かはこんなあたしを信じてくれるのかな
そこに意味なんてなくても
大丈夫だと思えるのかな
いつかはきっと思えるのかな
がんばってるよなあきっと
がんばれてるよなあきっと
そうだよね?